×

ザック監督修正できるか?日本 厳しい引き分け発進

[ 2011年1月10日 00:33 ]

 【アジア杯・日本1-1ヨルダン】後半ロスタイムに吉田がゴールを決め、何とか引き分けに持ち込んだ。ザッケローニ監督が就任後、初の公式大会。その初戦で、日本は格下のヨルダンから勝ち点1を奪うのがやっとだった。

 圧倒的に押し込みながら、得点できなかった。守りを固めるヨルダン対策として挙げていたように、日本はサイド攻撃を主体に攻める。前半40分には香川が決定的なシュートを放ったが、GKに阻まれた。

 前半終了間際に先制を許す。ザッケローニ監督は後半から前田に代えて、初招集の李を投入した。さらに松井から岡崎に代えた。ずっと攻める姿勢は変わらず、最後に同点ゴールに結び付けた。

 昨年のW杯南ア大会で16強入り。ザッケローニ監督が初めて指揮した10月の強豪アルゼンチン戦でも勝利した。ただ、これまでのW杯予選でも繰り返されてきたように、格下相手の戦いはまた違った難しさがある。長谷部が「アジアレベルの中では、うまくいかないこともある」と警戒した通りの展開となった。

 「重圧はない。手元にいる選手の質はいい質を持っている」と話していたザッケローニ監督が第2戦へ向けてチームを修正できるのか。その手腕が問われる。(共同)

続きを表示

2011年1月10日のニュース