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PK戦制した!“公立の星”久御山 初の決勝進出

[ 2011年1月8日 12:17 ]

<流通経大柏・久御山>PK戦で流通経大柏の1人目・吉田(14)を止める久御山のGK絹傘

全国高校サッカー選手権準決勝

(1月8日
東京・国立競技場)
 第89回全国高校サッカー選手権は8日、東京・国立競技場で準決勝が行われ、第1試合では“公立の星”久御山(京都)が、2―2から流通経大柏(千葉)とのPK戦を3―2で制し、初の決勝進出を果たした。京都府勢の決勝進出は山城以来で18大会ぶり。PK戦では久御山のGK絹傘新(3年)が2本のキックを決める活躍。準々決勝の関大一戦でもPKをストップした守護神は「関大一の時も止めたので、自信を持って飛ぶことができた」と興奮気味に振り返った。

 久御山は前半11分、FW安川集治(3年)のゴールで先制。DF塚本健介(2年)のロングパスをペナルティーエリアで受け、相手ディフェンスをかわして左足でゴールに蹴り込んだ。

 後半17分には途中出場した流通経大柏のエースMF吉田真紀人(3年)のドリブル突破からFW杉山賢史(3年)の同点弾を許したが、久御山は同29分にラッキーな勝ち越しゴール。ドリブルでエリア内に切り込んだFW坂本樹是(3年)のシュートが流通経大柏の選手に当たってゴールへと吸い込まれ、2―1と再びリードを奪った。

 しかし、終了間際の同43分、流通経大柏のMF進藤誠司(3年)が試合を振り出しに戻すゴールを決めて2―2でPK戦突入。PK戦では、GK絹傘の奮闘で、久御山が決勝への切符を手にした。

 ▼久御山・松本悟監督の話 1対1で気持ちの面で絶対負けないようにと話していた。勝つなんて思わなかった。最初から最後まで非常に苦しかった。びっくりしている。

 ▼流通経大柏・本田裕一郎監督の話 前半が悪い流れになり、なかなか修正できなかった。後半に入って2トップで形をつくれた。惜しい試合を落とした。

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2011年1月8日のニュース