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大宮 過去最高額に並ぶ制裁金2000万円

[ 2010年11月17日 06:00 ]

 Jリーグは16日、ホームゲームの入場者数を水増し発表していた大宮に、過去最高額に並ぶ2000万円の制裁金を科したことを発表した。

 大宮は07年11月からホーム58試合で入場者数を偽り、水増しは合計11万1737人に上った。15日の裁定委員会を受けて制裁を決定した大東和美チェアマン(62)は「上乗せが恒常的に行われていた。Jリーグの信頼も失墜させたし、責任は重大だ」と厳しい表情だった。
 制裁金2000万円は、08年5月の浦和―G大阪でサポーターの暴行事件を防げなかったホームの浦和に科された最高額と同額となった。制裁金より重い勝ち点はく奪には至らなかったが、大東チェアマンは「個人的には重い処分だったと思う。勝ち点はく奪は試合に関するものが前提で、当初から検討していなかった」と説明した。

 ≪大宮社長「厳粛に受け止める」≫制裁を受けた大宮は、鈴木社長が海外渡航中ということで、幹部が会見しなかった。広報を通じて同社長の「クラブとして、今回の制裁を厳粛に受け止め、皆様からの信頼を一刻も早く取り戻せるよう、クラブ一丸となってコンプライアンスの強化に取り組んで参ります」というコメントを発表。選手会長のGK江角は練習後に「処分を受け止めて信頼回復に努めたい。試合に集中していきたい」と語った。

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2010年11月17日のニュース