名古屋、主力温存で８強！獅子奮迅の控えＧＫ高木

ＰＫ戦で新潟に勝利し、サポーターの声援に応える名古屋ＧＫ高木

　【名古屋１―１(ＰＫ５－４) 新潟】ＰＫ戦で名古屋の５人目、磯村が決めて勝利が決まると、選手たちが高木のもとに駆け寄った。３１歳の控えＧＫは「よかった。何とか勝ちたかった」と静かに喜んだ。

　負けてもおかしくない試合内容だった。新潟に追い付かれた後、ペナルティーエリア内で幾度となく決定機をつくられた。延長戦を含めて相手のシュートは計３３本。だが、危険な場面を高木がことごとく防いだ。ストイコビッチ監督も「完ぺきだった。ファンタスティックなセーブを見せてくれた」と絶賛した。
　リーグ優勝目前の名古屋は、２０日に湘南戦を控え主力を温存。先発１１人のうち、高木を含め５人が今季のリーグ戦で出場なしというメンバーだった。獅子奮迅の働きを見せた高木は「リーグ首位なので、けちをつけずに済んだ」と最後まで謙虚だった。