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トマトが苦手な快足FW永井「1試合1点」がノルマ

[ 2010年11月17日 16:48 ]

通算4ゴールと好調なFW永井(左)

 期待通りの活躍で、日本の8強入りに貢献した。2年後のロンドン五輪をにらみ、U―21(21歳以下)代表で臨んでいるサッカー男子のFW永井謙佑(福岡大)は通算4ゴールで得点王争いのトップに並んでいる。

 今夏のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に同行した日本代表のサポートメンバーで、香川真司(ドルトムント)ら若手4人のうちの1人。50メートル走で5秒8の俊足が武器だ。16日の決勝トーナメント1回戦のインド戦では先制点を含めて2得点した。中国戦、マレーシア戦と合わせて出場した3試合でゴールを決めた。「1試合1点は取りたいと思っている」と自らに課すノルマを上回っている。
 10月の始動から計3度の国内短期合宿では周囲とかみ合わなかった。福岡大の乾真寛監督は「生かされていない。永井のタイミングでパスが出れば、面白いように決まるのに」と心配していた。
 大会に入ると試合ごとに連係がよくなり、その存在感が増した。永井は「タイミングが合ってきている。口で言わなくてもできるようになった」と言う。練習中も明るい声を出して盛り上げる。
 トマトが苦手というものの、選手村の食事では野菜を積極的に取るなど体調面にも気を使っているという。2002年釜山大会の中山悟志(現水戸)以来の日本人得点王になれば、日本の2大会ぶりのメダルも見えてくる。(共同)

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2010年11月17日のニュース