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戻った若き心臓 FC東京米本「びびってたらサッカーにならない」

[ 2010年10月30日 17:12 ]

 【FC東京2―1清水】チームの若き心臓が戻ってきた。FC東京は左ひざの大けがから復帰した米本が今季初出場。中盤の底でフル出場した19歳は「復帰戦で勝てて良かった。この試合に懸ける思いは強かった」と晴れやかな表情を見せた。

 兵庫・伊丹高出の2年目。献身的な守備が持ち味で、今季は背番号も7になるなど主力として期待されたが、開幕前に左ひざの前十字靱帯と半月板を損傷。長いリハビリを乗り越えたどり着いたこの日は、台風接近による雨風をものともせず、ピッチを駆け回った。中盤で相手の攻撃の芽を摘み続け「怖さはなかった。びびってたらサッカーにならない」と平然と話した。
 鼓動を取り戻したチームは、敵地で上位の清水から貴重な勝ち点3。勝因を聞かれた大熊監督は真っ先に米本の名を挙げ「1試合目で清水相手にあれだけやれるのは素晴らしい」と絶賛した。丸刈り頭の若武者は「もっと走れるようにやっていきたい」と意気込んだ。

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2010年10月30日のニュース