×

松井 ほろ苦ロシアデビュー…先発も黒星

[ 2010年9月11日 22:27 ]

 サッカーのロシア・プレミアリーグで11日、ワールドカップ(W杯)日本代表のMF松井大輔が加入したトムはアウェーでゼニトと対戦し、松井は右MFで先発して同リーグデビューを果たした。得意のドリブルからシュートを放つ場面もあったが得点できず、後半途中に退いた。チームは0―2で敗れた。松井はフランス2部リーグのグルノーブルから12月末までの期限付きで、西シベリアのトムスクを本拠地とするトムに移籍。8日にチームに合流してこの日が初戦だった。

 フランスからロシアに新天地を求めた。背番号33の白のユニホームを身に着け、松井はトムの一員として敵地で先発出場。現在リーグトップの強豪ゼニト相手に前線で仕掛ける場面もあったが、得点機は演出できなかった。チームは完敗。ほろ苦いデビューとなった。
 前半3分、いきなり相手FKからオウンゴールを喫した。場内では、直接プレーに絡んでいない松井による失点とアナウンスされた。前半26分には右からドリブルで上がってシュートを放ったが、ゴールを外れた。その後も見せ場はつくったが、0―2の後半途中にピッチを退いた。
 日本代表を途中離脱し、8日にチームの練習に加わったばかり。クラブの公式サイトによると、記者会見では「ずっとロシアでプレーしたいと思っていた。とても楽しみ」と意気込みを語った。この日の試合を見る限り、周囲との連係などは、まだまだこれから。ロシアでの松井の新しい挑戦が始まった。

 ▽松井大輔の話 全然(これまでプレーした)欧州のサッカーとは違う。慣れるのに1、2試合はかかると思う。まだ入ったばかりなのでコンビネーションは難しい。(ポジションは)監督が決めること。監督の期待に応えたい。(共同)

続きを表示

2010年9月11日のニュース