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C大阪引き分け小休止 悔しさ半分の勝ち点1

[ 2010年9月11日 19:48 ]

<C大阪―広島>後半12分、先制ゴールを決め、跳び上がって喜ぶC大阪・清武

 【C大阪1―1広島】小気味よいパスワークが鳴りを潜め、中盤の躍動感もいまひとつ。それでも引き分けで勝ち点1を上積みした。「数字上は良い結果とは言えないが、悲観する必要はない」とクルピ監督。悪いなりにも負けない手堅さが、今のC大阪にはある。

 9月も中旬に入ったとはいえ、午後3時キックオフ時の気温は33・1度。灼熱のピッチで前半は両チームとも様子見のような内容に終始した。そして迎えた後半12分、左サイドで得たFKを、清武が確実に生かした。
 丸橋がけったボールはゴール手前でワンバウンド。そこに後ろから走り込み、頭で合わせた。直後にPKで追い付かれて5連勝を逃しただけに「流れを切りたくなかった」と表情は渋かったが、苦しみながらつかんだ勝ち点1を「最低限の結果は出せた」と評価した。
 夏に振るった猛威はこの引き分けで小休止。だが、首位はまだ手の届くところにいる。「多くのチャンスをつくりながら、得点数が見合ったものではない」とクルピ監督。この課題を克服し、実り多き秋とすることができるか。

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2010年9月11日のニュース