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移籍市場 大物動かず ミランは振脱却へ補強

[ 2010年9月3日 15:20 ]

移籍したACミランのユニホームを手に笑顔を見せるイブラヒモビッチ

 欧州サッカーの今夏の移籍期限が終了したが、昨年に比べて大物の動きは少なかった。イングランド・プレミアリーグは資金潤沢なマンチェスター・シティーを除いて動きが控えめで、最近の不振から脱却を図るACミラン(イタリア)が久々の大型補強で話題をさらった。

 ミランは宿敵インテル・ミラノ(イタリア)の元エースで、昨季に鳴り物入りでバルセロナ(スペイン)へ移籍したが振るわなかったFWイブラヒモビッチを獲得した。巻き返しに燃える大型ストライカーは「25点は取りたい。世界一の攻撃陣で全部のタイトルを狙いに行く」と豪語する。
 ミランはさらに移籍期限の8月31日に滑り込みでブラジル代表FWロビーニョを獲得。4季ぶりの欧州制覇を狙う態勢を整えた。
 マンチェスターCはイングランド代表MFミルナーや、スペイン代表MFシルバ、コートジボワール代表MFのY・トゥーレを加入させた。
 スペインではバルセロナが的を絞った補強をし、ワールドカップ(W杯)前に獲得したスペイン代表FWビリャのほかアルゼンチン代表MFマスケラーノを迎え入れた。モウリーニョ新監督のレアル・マドリードは巨費を投じてロナルドとカカの強力攻撃陣を獲得した昨季の勢いはなく、新加入の目玉となったのはドイツ代表MFコンビのエジルとケディラくらいだった。(共同)

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2010年9月3日のニュース