大久保　「緊張」コロコロで敗色濃厚チーム救った！

＜ＦＣ東京・神戸＞ロスタイム、同点に追いつくＰＫを決める神戸・大久保（左は今野）

　【神戸２―２ＦＣ東京】神戸の窮地を救ったのは、南ア帰りのエースだった。敗色濃厚だった１―２の後半ロスタイム６分すぎ、ＦＷ大久保が同点に追いつく“コロコロＰＫ”を決めてドロー。外せば負けの場面に、さすがに「緊張した」と言いながらも日の丸戦士の“復帰戦第１号”。「ＧＫが先に動くと思ったけど、狙い通りだったね。大きい勝ち点１になった」と大粒の汗をぬぐった。

　Ｗ杯帰りで動きはやや重かったが、低迷するチームにとって貴重な勝ち点となった。大久保自身にとっても５月８日の磐田戦以来、約２カ月ぶりのゴール。サッカーを始めたばかりで、１８日に５歳となる長男・碧人くんに贈るプレゼントともなった。「欲しがっているからね」とポケモンのゲームを用意していたが、ピッチでしっかりと前祝い。「まだ順位は良くないので、まずは１ケタの順位を目指したい」と主将らしいコメントも口にした。