大きな壁にも腐らなかった川島「どんな状況でも体張る」

[ 2010年6月4日 07:29 ]

 【日本代表直前合宿】W杯日本代表の正GKを務めることになった川島の目の前にはいつも楢崎、川口という大きな壁があった。これまで日本が出場したW杯3大会でも、2人だけが日本のゴールを守ってきた。

 しかし、腐ることなく、2人の背中から多くを感じ取ってきた。「自分が経験していないものを持っている。リスペクトしている。もっと下の世代が2人を追い上げないといけない」。イングランド戦後には楢崎から「ナイスキーパー」と声をかけられた。名古屋時代から慕ってきた大先輩の言葉が、うれしかった。

 01年8月にセリエAのパルマに留学したのをきっかけに、今オフも含めて6度もイタリアに渡り、世界のプレーを吸収してきた。抜群の反射神経で1対1に強く、当たりだしたら止まらない。また、常に攻撃に結びつけることを意識しており、正確なフィードから速攻の起点にもなる。攻守両面で世界でも通用するGKにまで成長した。

 もちろん“仮想カメルーン戦”となる一戦に向け、すでにイメージを膨らませている。「調子はいい。イングランド戦は結果的に負けてしまったから、次はW杯に向けて勝ちたい。アフリカ勢は想像以外のところでプレーしてくる。どんな状況であっても体を張って守備をしないと」。
 
 国際Aマッチ出場はわずか9試合。だが、実績不足を補えるだけの勢いが今の川島にはある。ドログバ率いるアフリカ最強の攻撃陣を封じることで“岡田ジャパンの新守護神”が世界にアピールする。

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