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鹿島 格下一蹴も小笠原「もう少し取れた」

[ 2010年3月24日 22:32 ]

 【ACL鹿島5-0ペルシプラ・ジャヤプラ】時間の経過とともに、鹿島と相手の実力差ばかりが際立った。小笠原は「チームとして5点取れたけど、もう少し取れた」ときっぱり。5―0で格下を一蹴しても表情が崩れることはなかった。

 雨にぬれたピッチで、鹿島は序盤からトラップやパスのミスが目についた。相手が極端に守備的な布陣を敷いてきたこともあって序盤はてこずったが、前半39分に新井場の先制点が生まれると一気に流れをつかんだ。

 新加入のMFフェリペガブリエルが右ひざを痛めて戦線離脱。さらに中田が出場停止のため、オリベイラ監督は中盤を3人にして3トップの布陣で臨んだ。オリベイラ監督は「引いた相手には前線に人数をかけないと。きょうは、いい生産性だった」と納得の表情を浮かべた。

 目指すのはアジアの頂点。今季の公式戦初先発で、チーム4点目を決めた大迫は「これ(好結果を出すこと)を持続することが大事。きょうは誰がヒーローでもない」と浮かれた様子はなし。次節に勝つか引き分ければ、同組のもう1試合の結果次第で1次リーグ突破が決まる。ほかの日本勢が苦戦を強いられる中、Jリーグ王者は力強く白星を重ねている。

 ▼鹿島・オリベイラ監督 1次リーグ前半の3試合で3連勝できた。折り返した後の3試合もしっかり勝っていかないと。(3トップは)相手の状況次第で、今後も考えられる選択肢だ。

 ▼ペルシプラ・チアゴ監督 格差がある相手で厳しかった。インドネシアにはない気候だったので、選手はつらい思いをした。前半に2失点してから集中力を欠いた。

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2010年3月24日のニュース