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「謝罪なく危険」北朝鮮女子がサッカー東ア選手権不参加

[ 2010年1月12日 13:19 ]

 2月に東京で開催されるサッカーの東アジア選手権に北朝鮮女子代表チームが参加しないことが12日、日朝両国関係者の話で明らかになった。同日午後にも発表される。チームの入国をめぐっては反対の声が出ていたが、政府が最終的に許可していた。

 同選手権の女子には北朝鮮のほか日本、中国、韓国が出場する予定だった。だが、北朝鮮は締め切りの8日までに入国手続きをせず、大会への参加申請もしなかった。大会を主催する東アジア・サッカー連盟は代替チームの出場を検討している。
 北朝鮮チームの入国については昨年12月、拉致問題担当相を兼務する中井洽国家公安委員長が「(北朝鮮に)制裁がかかっている段階だから当然反対だ」と発言し、北朝鮮側が反発。12日に在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)関係者は「謝罪もない上に、今の状況では選手の安全が保たれない」と、不参加の理由を説明した。

 ◆サッカーの東アジア選手権 東アジア連盟加盟のチームが出場し、原則2年に1度開催される。男女の代表各4チームが出場し、東アジアのトップを争う。開催地は日本、韓国、中国と持ち回りで開かれており、2月に日本で行われる今大会で4回目。女子の大会は第2回大会から実施している。

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2010年1月12日のニュース