カズ、ブラジル移籍浮上!古巣からラブコール

[ 2009年12月24日 06:00 ]

ブラジルから帰国し、現地でキンゼ・デ・ジャウーからオファーを受けたことを明かした三浦知良

 J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良(42)がブラジルに電撃移籍する可能性が出てきた。カズは23日、永住権更新のため訪れていたブラジルから帰国。ブラジル3部リーグの古巣キンゼ・デ・ジャウーから来年1月から5月までの期限付き移籍のオファーを受けたことを明かした。横浜FCからも契約更新のオファーを受けているが、ブラジルはカズの原点。キングの去就が注目される。

 カズが、王国ブラジルの古豪から移籍のオファーを受けた。成田空港に降り立ったカズは「興味深い話をいただいた。ブラジルは奥が深いね」と明らかにした。永住権更新のため、10日からブラジルに滞在。その間、自主トレのために古巣の3部キンゼ・デ・ジャウーの練習に参加した。高い技術と献身的なプレーがクラブ幹部の目に留まった。そして、オリベイラ会長から期限付き移籍を直接要請された。

 「1月からサンパウロ州選手権(3部)が始まる。5月までやってくれないか、と。ぜひ2部に上げてほしいと言われたよ」とカズは言った。

 15歳でブラジルに渡って成功したカズは今でも“伝説の日本人”として現地で認知されている。今回ブラジルを訪問したことも現地メディアで報道された。すぐにブラジルの代理人からコンタクトを受け、1部、2部を含めたクラブを移籍先として紹介された。しかしキンゼ・デ・ジャウーの動きの素早さには及ばなかった。

 カズはキンゼ・デ・ジャウーが1部だった87~88年に在籍。強豪コリンチャンスとの一戦で日本人としてリーグ戦初ゴールを決め、ジャウー市の名誉市民賞も受賞した。「プロ生活の分岐点となったのがジャウーでの88年。サンパウロ州選手権に全試合出場して自信をつかんだんだ」。カズにとってまさに原点のクラブだ。そんな古巣も94年に2部に落ち、98年に3部に降格し低迷している。今回の滞在中にもジャウー市内で「あの(コリンチャンス戦の)ゴールは凄かったね」と声をかけられたという。再建を託されれば意気に感じないはずはない。

 「横浜FCからも(契約更新の)オファーを受けてるから」とカズは即断を避けて来年1月15日までに回答する意向。一方、キンゼ・デ・ジャウー側は契約期間を短縮してでも獲得したい方針だ。くしくもこの日盟友・中山の札幌入りが決定。「J2はゴンに任せて、オレはブラジルで頑張ろうかな」とカズ。15歳でブラジル、26歳でイタリア、32歳でクロアチア、38歳でオーストラリア、そして42歳で再び王国ブラジルへ。キングの挑戦に終わりはない。

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