欧州かＣ大阪残留か　香川気持ちは「半々」

　欧州リーグを視察していたＣ大阪ＭＦ香川が２３日、大阪市内の練習場でリハビリを再開した。２２日に成田空港へ帰国し、この日朝に大阪入り。「もちろんやってみないと分からないけど」と前置きした上で、「通用すると思った。生で見れたのは本当によかった」と欧州視察の手応えを口にした。

　これまで「ドイツはでかくてフィジカルが強い」という程度の知識しかなかった本人にとって、現地へ足を踏み入れたことは何よりの収穫となった。１６日に渡欧した香川は、翌１７日にオランダでＶＶＶフェンロの施設見学。「２、３試合見ました」とだけ語り、詳細は明かさなかったが、１８日以降はドイツ・ブンデスリーガの試合なども生観戦したもようだ。

　判断材料を得たことによって、残留か海外移籍かの結論も延期された。欧州はクリスマス休暇に入るため、２２日の帰国直後が結論のリミットとしていたが、この日は「年内に決めます」と数日間熟考する構えを示唆。そのうえで現在の胸中を「半々」と明かした。