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苦しんだ8カ月…内田最後にVアシスト

[ 2009年12月6日 06:00 ]

優勝祝勝会で野沢拓也(左)の頭からシャンパンを掛ける内田篤人

 【鹿島1―0浦和】鹿島の日本代表DF内田が、苦しみ抜いた末に“歓喜”をつかんだ。後半21分、右サイドから得意のアーリークロスをFW興梠のヘッドに合わせ、決勝弾を演出した。「狙い通りのプレー。(興梠)慎三さんがフリーだったので。3連覇?うれしいというよりホッとした気分」。激闘のリーグ戦を終え、安どの表情を浮かべた。

 4月から人知れず、おう吐に苦しんだ。「走ると戻すの繰り返しだった。新聞とかに出ると親が心配するので治ったと言ってましたけど。もう終わったからいいですよね」。体調不良により本来の切れ、運動量を欠いた時期もあった。それでも最後の大一番で決勝アシストを決める勝負強さを発揮。「今年は耐えると言うか忍耐を学びました」。来年6月のW杯に向けても頼もしい限りだ。

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2009年12月6日のニュース