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川口2・11豪州戦も絶望…右足肉離れで

[ 2009年1月26日 06:00 ]

右ふくらはぎを負傷した川口能活はベンチで悔しさをにじませる

 日本代表GK川口の2月11日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦出場が絶望的となった。24日の練習でGKも交えた12対12のミニゲームを行った際、田中達にボールを奪われた直後に右ふくらはぎを負傷。自力で歩けず、背負われて引き揚げた。一夜明けた25日にはマナマ市内の病院でMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受け、診断は肉離れ。岡田監督は「ドクターによると(全治)3~4週間。(オーストラリア戦は)非常に厳しいと思う」と厳しい表情を見せた。ただし飛行機に乗ると患部に負担がかかることに加え、チームの精神的支柱でもあり「(遠征には)最後までいてもらうことにした」と話した。

 最近3大会のW杯アジア予選36試合のGKは川口が25試合、楢崎が10試合で、残り1試合は元代表の土肥。楢崎は昨年11月に左足を負傷して離脱しており、オーストラリア戦はW杯予選の経験がないGKで臨むことになる。20日のイエメン戦でフル出場した川島が岡田ジャパンでただ1人出場経験のあるGKだが、修羅場でどんなプレーができるかは未知数。それでも岡田監督は「これが新しい展開になるかも。選手にもわれわれにもチャンスかもしれない」と経験を積ませることに前向きだった。

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2009年1月26日のニュース