×

ブランクありあり?中田氏2日でリタイア

[ 2008年5月9日 06:00 ]

ミニゲームでオーバーヘッドキックを披露する中田氏

 元日本代表MFの中田英寿氏(31)が8日、古巣のJ2湘南の練習に2日連続で参加。実戦練習に参加するなど体を動かしたが、シュート練習で左足の親指を痛めたため、約1時間で練習を切り上げた。引退後初めて日本で雄姿を見せるエキシビションマッチ(6月7日、日産スタジアム)へ向けて調整中だが、練習2日目でやっぱりブランクの影響が出た?

 帰ってきた旅人は、ピッチ上に現れてから約1時間で練習を切り上げてしまった。シュート練習を開始した直後、中田氏はその場にしゃがみこむと、左足親指の部分を手で押さえ始めた。その姿勢のまま約15分。ピッチのど真ん中で関係者と談笑を始めた。

 午前10時半、7日に続いてピッチに登場。ランニング、ストレッチ、インターバル走を息を切らすことなくこなすと、チームの実戦練習に参加。オーバーヘッドでボールをクリアするなど、まさに本気モードだった。98年フランスW杯日本代表のDF斉藤俊秀(35)も「ブランクを感じさせない」と絶賛していたが、2日目にしてまさかの“リタイア”となった。

 9日からチケットの一般発売が始まる6月7日のエキシビションマッチでは「JAPAN STARS」のメンバーとして、前チェルシー監督のモウリーニョ氏率いる「WORLD STARS」と対戦予定。だが、その舞台で履くスパイクは、中田氏の現役時代にはなじみのなかったアディダス製。新品ということもあり、ブランクがある中田氏の足には合わなかったようだ。

 練習を終えた中田氏は周囲に群がった約50人のサポーターに「一斉に囲まれてもサインはできないよ。それが分かったらまた来てね」とクールに振る舞った。「ケガについては全然大丈夫」とコメントを残したが、湘南関係者によると、9日以降の練習は左足の様子を見て判断するという。

続きを表示

2008年5月9日のニュース