主役は18歳!大竹 交代50秒で芸術弾

[ 2008年4月20日 06:00 ]

<FC東京・川崎F>後半25分、川崎F・中村(左)のマークをかわして、今野のゴールをアシストするFC東京・大竹

 J1第7節第1日は19日、各地で7試合を行い、FC東京が今季初の3連勝で暫定3位に浮上した。後半から途中出場したU―19日本代表の新人MF大竹洋平(18)が、リーグ戦初ゴール。飛び級で日本代表候補に選出されたDF長友佑都(22)も1アシストを記録するなど4―2で川崎Fに快勝した。名古屋は3―2で千葉を下し首位をキープ。2位の鹿島はG大阪と0―0で引き分けた。

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大竹プロフィル


 並みいる日本代表の先輩を押しのけて主役の座に躍り出たのは、ルーキー大竹だった。2―2の後半18分に投入されると1ゴール1アシストの大活躍。童顔の18歳がピッチで光り輝いた。

 「自分が決めてやろうと思ってました。ゴールは3人ぐらいに囲まれていたのでとっさに上しかないと。狙い通りです」

 リーグ戦初ゴールは芸術的なループシュートだった。交代からわずか50秒後。ゴール前右でDFに囲まれた大竹はチラリとGKの位置を確認。「ちょっと前に出てるのが見えた」。とっさにつま先で浮かせると、ボールは緩やかな放物線を描いて左サイドネットへと吸い込まれた。「中村俊輔さんを見ていつも研究しています」というレフティーはまさに俊輔ばりの巧みなテクニックで決勝点をもぎ取った。7分後には鮮やかなスルーパスで日本代表MF今野のゴールをアシスト。1メートル65の小柄な体でゲームを意のままに支配した。

 埼玉出身の大竹は、実は城福監督に発掘された。01年に小学生の関東選抜チームに入った大竹を指導した指揮官は、その潜在能力の高さにほれ込んだ。その縁で地元ではないながらもFC東京ユースに入った大竹はメキメキと頭角を現し、4月にはU―19日本代表入り。大一番で指揮官に勝利をプレゼントするまでに成長した。城福監督は「あのシュートは僕の指導の領域を超えている」と秘蔵っ子の活躍を手放しで喜んだ。

 日本代表候補に初招集された長友も、負けじと積極的にドリブルで仕掛け、前半終了直前に同点ゴールをアシスト。「代表でもしっかりアピールしたい」と威勢が良かった。これでチームは3連勝。次々にニューヒーローが飛び出すFC東京が一躍、台風の目に浮上した。

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