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横浜救った!今季初ボンバーヘッド

[ 2008年4月20日 06:00 ]

<横浜・清水>後半40分、同点ゴールを決めガッツポーズの横浜・中沢

 【横浜1―1清水】今季初のボンバーヘッドがチームを救った。0―1で敗色濃厚となった後半40分。横浜DF中沢佑二(30)がMF山瀬功からの右CKに反応した。「みんなが相手をブロックしてくれたので思い切って(ゴール前に)入っていけた」。ニアサイドに走り込み頭を突き出すと、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。昨年11月18日の千葉戦以来となる今季初得点。リーグ通算18ゴール目が値千金の一撃となった。

 不安を抱えながらピッチに立っていた。16日のナビスコ杯大宮戦から中2日の強行日程。前半途中に右太腿に痛みが走り、ハーフタイムにはドクターに診察してもらった。「前半でやめようかと思った」と振り返るほどの状態だったが、執念でネットを揺らした。チームは今季ホームでナビスコ杯を含めて5勝1分けと無敗をキープ。勝ち点を13に伸ばし、上位戦線に踏みとどまった。

 21日からは日本代表候補合宿に参加予定。寺田(川崎F)に加えて高木(清水)が追加招集され、最終ラインには初招集選手が並ぶが「初招集組に負けないように自分もフレッシュな気持ちでやりたい」と力を込めた。30歳を迎えた今季のテーマは「しゃかりき」。日本屈指の大型DFは、チームと同様に岡田ジャパンでもフル回転する。

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2008年4月20日のニュース