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大阪学院大サッカー部

 【鍛え上げた守備力で2つ目タイトル頂く!】

 創部52年目を迎えた大阪学院大サッカー部が大きな飛躍の時を迎えている。関西学生前期リーグ戦こそ8位と低迷したが、その後の関西学生選手権を初制覇。関西王者として出場した9月の総理大臣杯全日本大学トーナメントでも3位に食い込む大躍進を遂げた。将来のJリーガーを夢見るMF三木水都(すいと)主将(4年)、DF生駒稀生(けい=3年)らを中心に後期リーグ戦でどこまで巻き返せるか、注目だ。

総理大臣杯でベスト4になった大阪学院大サッカー部イレブン

 今も多くの自然が残る吹田市千里山に大阪学院大サッカー部の本拠地はある。08年(平20)4月に全面人工芝となったサッカー専用グラウンドにはフットサルコート、砂場トレーニング場、ランニングコースが併設されている。ここで約200人の部員がボールを追いかける風景は活気にあふれている。

 その大阪学院大が今年7月、関西学生選手権を制した。67年の創部以来、初の快挙だった。その余勢を駆って出場した総理大臣杯では準決勝で、優勝した関東の雄、明大に敗れたが、09年の2回戦進出を大きく上回る3位に躍進した。

MF三木(左)とDF生駒

 就任12年目の藤原義三監督が振り返る。

 「ずばぬけた選手がいないチーム。ハードワークで他のチームを上回ろうと土台づくりから始めました。ほとんど守備の練習しかしませんでした」

 今季の関西学生前期リーグ戦は12チーム中8位に沈んだ。2部との入れ替え戦もちらつく順位だった。原因は守備意識の低さ。藤原監督は前期全22失点の映像を基に全部員と敗因を検証し、チームの浮上につながる4つのテーマを拾い出した。

守備の練習に時間を費やしたと話す藤原義三監督

 (1)攻守の切り替え(2)自陣では仕掛けない(3)スペースを埋める(4)クリアボールは大きくハッキリ――守備の要となるセンターバック・生駒は2対2、3対3の対人練習をひたすら続けることで連動した守備とスタミナを強化。その結果「味方のミスをミスにしない粘りが守りに生まれました」と話す。背番号195の下のカテゴリーからはい上がった選手が公式戦で抜てきされたことも停滞するチームに刺激を与えた。

 前期リーグ戦後の関東遠征でも関東学生リーグ1位・早大、同2位・法大を相次いで撃破。明らかにチームは変わった。

 「自分たちの代でタイトルを取ることができました。もう一つ、後輩たちに何かを残していきたい」と語るのはボランチの三木主将。リーグ戦上位4チームに与えられる全日本大学選手権の出場権。残り8試合。負けられない戦いが続く。

【GK斉藤 アゴの骨折乗り越えた、FW井上は攻撃力自慢】

GK斉藤(左)とFW井上

 C大阪U―18出身のGK斉藤和希(4年)は選手生命の危機を乗り越えて大学最終年のピッチに立っている。昨年7月の練習試合で味方と接触してアゴを骨折。チーム復帰には半年を要した。「こんなに自分が役立たずになるなんて…。試合勘の大切さを思い知りました」。復帰後は体力強化と恐怖心との戦い。後者は至近距離からのシュートの捕球練習で克服した。前期リーグ戦では阪南大に人生最多7失点。雪辱に燃えている。

 FW井上泰斗(3年)もGK斉藤と同じC大阪U―18出身。現在、関西リーグの部門別ランキングは得点4位、アシスト9位といずれもチームトップ。「勝って勝ち点を取りにいかないといけない。トーナメントとは違った戦い方も必要になります」。優勝した関西選手権は5試合中3試合がPK決着。延長戦のないリーグ戦では1メートル80、75キロの“重戦車”井上の攻撃力が不可欠となる。

 ◆大阪学院大サッカー部 67年創部。01年関西学生リーグ2部Bで優勝し、初の1部昇格。03年に元日本代表監督の加茂周氏が総監督就任。07年に藤原義三氏が監督就任、秋のリーグ戦(当時2シーズン制)で1部初優勝を果たす。総理大臣杯には4度、全日本選手権には2度出場。主なOBには元日本代表の石櫃洋祐(京都)、佐々木勇人(元山形)、大槻周平(神戸)らがいる。

 ▽大阪学院大学 前身は1940(昭15)年創設の関西簿記研究所。1963(昭38)年から現在の名称。学生数は約5400人。サッカー部のほかにもゴルフ部や陸上競技部など、学内の指定強化クラブが近年躍進を遂げている。

【マドンナ図鑑 大亀笑奈、福光梨花マネジャー(ともに2年)】

大所帯を縁の下から支える福光梨花マネジャー(左)と大亀笑奈マネジャー

 総勢200人の大所帯を縁の下から支えるのは大亀笑奈(おおがめ・えな)さんと福光梨花(ふくみつ・りんか)さん(ともに2年)の女子マネジャー2人。特に夏場は大忙し。選手の熱中症予防のため連日、約200リットルの冷水をつくり、汗だくの選手の元に運ぶ。

 「せっかく冷やしたお水を足に掛けたりしてるのを見るとエーッて思うこともありますけど」と顔を見合わせて笑う2人。休日に友人と出かけた際には明らかに周囲の女子大生とは違う黒さに苦笑いをすることもあるというが「それも頑張った結果。誇りです」と胸を張る。全国屈指の強豪、滝川二高(兵庫)でもマネジャーを務めた大亀さんはサッカー関係の仕事、高松商高(香川)出身の福光さんはマネジャー経験を生かして看護師を目指している。

【魅惑の学食 がっつり200グラムアメリカンステーキ】

200グラムのボリューム満点ステーキ

 大阪の福島にある肉料理「pit master VAMOS(ピットマスターバモス)」が運営するキッチンカーの人気メニューは「がっつり200グラムアメリカンステーキ」(ライス付き、800円)。こだわりのオリジナルスパイスとアメリカンスタイルが特徴で、お肉と半熟卵の相性は抜群。200グラムとボリューム満点のステーキは、食べ盛りの学生たちをとりこにしている。

[ 2018年10月2日 ]

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