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東京五輪
パラリンピック
8年の歩み

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状況はコントロールされている。 私たちは決して東京にダメージを与えない。
国際オリンピック委員会(IOC)は2020年夏季五輪の開催都市に東京を選んだ。
1964年の第18回東京大会以来56年ぶりで、アジアでは初めて2度目の開催。パラリンピック大会の開催も決まった。
メイン会場となる国立競技場の建設計画白紙撤回。
盗用疑惑で公式エンブレムを選び直すことに。
市松模様の新エンブレム決定。 デザインは美術家の野老朝雄氏。
東京五輪招致疑惑が表面化。
リオデジャネイロ五輪・パラリンピック。
五輪追加種目に
野球・ソフトボール、
空手、
スケートボード、
スポーツクライミング、
サーフィンが決定。
マスコット発表。7月に名前が決まり五輪が「ミライトワ」、パラリンピックが「ソメイティ」に。
五輪マラソンと競歩が札幌開催で決着。酷暑を避けるため。
国立競技場完成。
中国が湖北省武漢で原因不明の肺炎発生と世界保健機関(WHO)に通知。
2020年
新型コロナウイルスの
日本国内初の感染公表。
テドロスWHO事務局長が「パンデミック(世界的大流行)」と表明。
ギリシャ・オリンピア遺跡で五輪聖火採火。
日本人最初の
聖火ランナーは
野口みずきさん。
新型コロナ感染拡大で東京五輪・パラの1年程度の延期決定。
政府が東京など7都府県に緊急事態宣言。
五輪開幕1年前。
競泳の池江璃花子が国立競技場から世界へメッセージ発信。
菅義偉内閣発足。
2021年
東京など1都3県に
緊急事態宣言再発令。
JOC臨時評議員会での女性蔑視発言により森氏が引責辞任表明。
橋本聖子前五輪相が組織委会長に就任任表明。
五輪聖火リレーが福島県からスタート。
東京、大阪など4都府県に3度目の緊急事態宣言発令
東京、神奈川、千葉、埼玉の会場は無観客に決定。その後北海道、福島も無観客に。
聖火が46道府県を経て東京へ。
東京への4度目緊急事態宣言発令。8月22日まで。
 東京五輪は新型コロナウイルスの世界的流行による史上初の1年の延期を経て、23日に開幕する。2013年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で、東京での開催が決まってから約8年。国立競技場の建設計画変更や、大会エンブレムの白紙撤回など、さまざまな問題をはらみながらも大会組織委員会は着々と準備を重ね、国民の高い関心を集めてきた。
 しかし20年に入り状況は一変した。新型コロナが国内でもまん延し、3月に延期が決定。その後も状況は改善せず、コロナ禍での開催に批判的な声は高まったままだ。組織委の森喜朗前会長の女性蔑視発言など、不祥事も足を引っ張った。
 組織委は「安全、安心な大会」の実現へ試行錯誤を繰り返してきた。大半の競技会場を無観客とするなど、異例の状況で、日本で57年ぶりの夏の五輪が始まる。