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小池都知事“勝負和服”で金締め ファッション評論家「98点」

[ 2016年8月23日 05:30 ]

<リオ五輪 閉会式>五輪旗を振る小池都知事

リオデジャネイロ五輪閉会式

(8月21日 マラカナン競技場)
 東京都知事就任から20日余り。小池百合子知事の世界デビューは、あいにくの雨模様となった。次の開催都市に五輪旗を引き渡す、閉会式のメインイベント「フラッグ ハンドオーバーセレモニー」に出席した小池知事は、出発前に「日本の勝負服で行きたい」との予告通りの和服姿。淡いベージュ色に鶴をあしらった着物に、帯は金メダルをイメージしゴールド色を締め上げ“大和撫子(なでしこ)”をアピールした。

 ずぶ濡れになりながらも、リオ市のパエス市長から、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長へと渡った五輪旗を受け取った小池知事は、笑顔を浮かべながら旗を左右に4回振り、4年後の「TOKYO」での大会成功を誓うと、会場から大きな拍手が湧き起こった。

 大役を果たした小池知事は閉会式から一夜明けた22日、リオ市内で会見し「五輪旗を手渡された時に雨脚が強くなって、ちょっと焦った。旗は見かけより重くなかったが(東京大会を開催する)責任の重さをズシリと感じた。雨にかなり当たって鼻声になってしまった」と話した。

 “勝負服”について、ファッション評論家の石原裕子さんは「98点」と高評価。着物は「ベージュに桃色を足した香(こう)色で、中年女性を艶っぽく見せてくれる効果がある。帯も発色が非常に良く、鶴もおめでたい柄で全体的に素晴らしかった」とベタ褒め。マイナス面には「旗を受け取る直前にたすきをくわえて、袖をたくし上げるパフォーマンスをすれば、安倍首相のインパクトにも負けなかった。様式美と武士道といった日本の良さを、世界にアピールできたはず」と残念がった。 

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2016年8月23日のニュース