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男子マラソン銀のリレサ エチオピア政府に抗議のポーズ

[ 2016年8月23日 05:30 ]

抗議のポーズを取るエチオピアのリレサ選手(AP)

 リオ五輪の男子マラソンで銀メダルを獲得したエチオピアのフェイサ・リレサ選手(26)が額の前で両手を交差させるポーズをしながらゴールインした。会見ではエチオピア政府の「圧政への抗議」だったと説明した。

 ロイター通信などによると、同国ではオロミア、アムハラ両州などの一部地域での土地の強制収用計画を巡り、昨年から政府に対する抗議が活発化。五輪が始まった8月初めには90人以上が治安部隊に殺害される事態が起き、人権団体も懸念を示していた。

 共同電によると、リレサ選手は自らがオロミア州出身のオロモ人であることを明らかにし「エチオピア政府は仲間を殺害し、土地や資源を奪っている。私の親族も違法に拘束された。オロモ人の抗議を支持する」と主張した。同選手のポーズはオロミア州などで行われている抗議のしぐさだという。

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2016年8月23日のニュース