×

加藤 悔いなし!平行棒7位「決勝に残れたというのは自信になる」

[ 2016年8月17日 05:30 ]

男子平行棒決勝 演技終了後、コーチで父の裕之さん(左)と握手を交わす加藤凌平

リオデジャネイロ五輪体操・男子種目別平行棒決勝

(8月16日)
 体操最終日の16日、種目別の平行棒に加藤凌平(22=コナミスポーツ)が出場し、15.233点で7位に終わった。日本男子は金2、銅1の合計3個のメダルで全日程を終了した。

 10日の個人総合決勝は最終種目の鉄棒で落下。同い年のベルニャエフ(ウクライナ)が内村と名勝負を繰り広げる中、11位に沈んだ。「改めて自分が伸び悩んでいる感じがした。取り残されている」。持ち味の安定感で団体総合の優勝に貢献したものの、突出した得意種目はない。加藤自身は焦りを感じていた。

 だからこそ、唯一、種目別決勝に残った平行棒を重要視していた。「決勝に残れたというのは自信になる」。所属のコナミスポーツで監督を務める父・裕之氏は現役時代、自身の名がつく技を残すなど平行棒が最も得意だった。「凌平」という名前には、「平行棒で自分を凌(しの)いでほしい」という父の思いが込められている。「15点後半をコンスタントに取れる爆発的な種目が欲しい」と言う22歳は、スペシャリストが集うハイレベルな舞台で全力を尽くしたが、メダルには届かなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2016年8月17日のニュース