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【小椋久美子の目】タカマツ 結成10年の信頼感でお互いをカバー

[ 2016年8月17日 08:40 ]

結成10年の高橋(左)・松友ペアは苦手の韓国ペアに勝利した

リオデジャネイロ五輪バドミントン女子ダブルス準決勝

(8月16日)
 今年に入って2敗している相手に、いい内容で勝ち切りました。第1ゲームは前衛の松友の動きと読みがさえていました。低く落として、相手にシャトルを上げさせ、高橋が強打を打ち込む展開に再三持っていきました。粘り強い韓国ペアにプレッシャーをかけて、ミスを誘いました。

 第2ゲームは序盤で松友がレシーブで苦しむ場面もありましたが、高橋が我慢してつなぎました。中盤からは自分たちから攻める形になりました。

 1人が悪い時にはもう1人がカバーするダブルスの信頼感が伝わってくるプレーでした。韓国ペアは経験のある選手ですが、結成から1年半しかたっていません。結成10年の高橋、松友組はコンビネーションの面で上回っていました。

 試合を通して凄く落ち着いていたと思います。シャトルの落ち際もよく見えていて、インアウトの判断も良かった。世界のトップ5はどこが勝ってもおかしくないほど力は拮抗(きっこう)しています。決勝は思い切って自分たちの力を発揮してほしい。(08年北京五輪女子ダブルス代表)

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2016年8月17日のニュース