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女子バレー 滑り込みで8強へ サオリン「みんなで頑張りたい」

[ 2016年8月16日 05:30 ]

<日本・アルゼンチン>準々決勝進出を決め、喜ぶ木村(中央左)ら日本

リオデジャネイロ五輪バレーボール・女子1次リーグ 日本3―0アルゼンチン

(8月14日 マラカナンジーニョ)
 女子バレーボールの1次リーグ最終戦が14日(日本時間15日)に行われ、日本代表はアルゼンチンを3―0で下し、2勝3敗のA組4位で8強入りを果たした。ウイングスパイカーの石井優希(25=久光製薬)が18点をマークする活躍を見せ、2大会連続のメダル獲得まであと2勝に迫った。日本は16日午後2時(同17日午前2時)からB組1位の米国との準々決勝に臨む。

 勝った方が決勝トーナメントに進む直接対決は、日本に軍配が上がった。第1セットを奪うと、第2セットでは8―9の劣勢から荒木のブロックなど4連続得点で逆転して連取。ミスで接戦となった第3セットも、粘るアルゼンチンを力でねじ伏せた。「1次リーグ最後の試合を勝つことができて良かった」と真鍋政義監督は言い、木村主将も「いい形で勝ったとは言えないが、次につながったことは良かった」と話した。

 運命の分かれ目の一戦。鳴りを潜めていたスパイカーの石井が奮起した。チーム最多の38本のスパイクを放ち、18点をたたき出した。「(18点は)記憶にない」とはにかんだ石井は「積極的に攻撃に参加して良かった」と笑顔を見せた。

 日本時間17日に行われる準々決勝は米国と激突。1次リーグ2勝3敗と苦しんだ日本とは対照的に、世界ランク1位は5連勝で余裕の勝ち上がりを見せる。「一致団結して頑張りたい」と石井は意気込み、木村も「スタートから最後のボールがコートに落ちるまで、みんなで頑張りたい」と決意を込める。12年ロンドン五輪の銅に続く2大会連続メダルへ、大一番に挑む。

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2016年8月16日のニュース