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愛、悲運のエッジボール「負けの責任は私にある」佳純は退場ハプニング

[ 2016年8月15日 12:00 ]

<日本・ドイツ>準決勝で敗れ、涙ながらに応援団にあいさつする(右から)石川、福原、伊藤

リオデジャネイロ五輪・卓球女子団体準決勝 日本2―3ドイツ

(8月14日)
 卓球女子団体準決勝が行われ、世界ランキング2位の日本は同9位のドイツに2―3で敗れた。エース・石川佳純(23=ANA)の活躍などで、1勝2敗からフルゲームに持ち込んだものの及ばなかった。

 悲運に見舞われての幕切れだった。エース・石川の活躍などで勝利の行方は最終の第5試合へ。望みを託された福原愛(27=ANA)は迎えた最終ゲーム、一時は9―7とリードしながらもミスなどからマッチポイントを奪われた。強打で攻めたラリー、相手のイン・ハンのレシーブはアウトになるかと思われたが、カーブを描いてエッジをこすった。

 「サイドでは」との審議になったが、判定は覆らず準決勝敗退が決定した。福原は涙をぬぐってインタビューに臨み「ダブルスも個人も落とした。負けの責任はすべて私にある」と責任を一人で背負った。

 試合中には、日本ベンチから福原に声援を送っていた石川が、ルールで禁止されているアドバイスをしていると勘違いされ、退場させられるハプニングも。石川は「力になりたいと応援していた」と話したが、それでも「次に向けて気持ちを切り替えて準備して役割を果たしたい」ときっぱり。福原も「きょうの悔しさをぶつけたい」と闘志をのぞかせた。

 日本はロンドンに続く2大会連続となるメダル獲得を懸け、3位決定戦で中国対シンガポールの敗者と対決する。

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