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棟朝 初五輪は「うれしくない」4位も…東京こそ輝け銀河!

[ 2016年8月15日 05:30 ]

リオ五輪<トランポリン・男子決勝>棟朝銀河の演技
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リオデジャネイロ五輪トランポリン

 イメージしていた舞台とは、少し違った。スケールが大きくて、夢のような世界と思っていた。「テレビで見ていたら“すげーな”って感じになるけど、自分が思っていたより、なんかちょっと、あっさりしていた。現実すぎて興ざめじゃないけど…」。どこか乗り切れないまま、棟朝の初めての五輪が終わった。

 予選を7位で通過し、決勝は難度を上げて8人中2番目に難しい構成でアタック。2番手に登場してトップに立つと、そのまま首位をキープして予選上位3人の演技を待った。誰か1人でも大きな失敗をすれば、メダルが転がり込む状況だったが、結果は4位。「あ~、4位かと。うれしいかうれしくないかと聞かれれば、全くうれしくない」と淡々と振り返った。

 トランポリン界の悲願のメダルには届かず、3大会連続で4位。3位との差は0.64点だった。「その時に決めるか、決めないかの差、それだけだと思う」。予選の第2演技中には左ふくらはぎをつった。それでも決勝までにコンディションを整え、正確に演技をする。それが初の夢舞台で学んだことだった。

 「銀河」という名前には両親の「銀河に羽ばたくような子に」との願いが込められている。「名前は気に入っている。銀メダルばっかりだったら恨んでいたかもしれないけど、これまではどちらかというと金も獲れているので」と笑う22歳は、東京五輪へ視線を向けた。「東京ではしっかりと金メダルを狙っていきたい」。4年後、重力を感じさせないような跳躍を見せる。

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