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錦織が銅メダル獲得!ナダルを撃破、日本人96年ぶりの快挙

[ 2016年8月15日 04:39 ]

3位決定戦でナダルと対戦した錦織

リオデジャネイロ五輪テニス

(8月14日 五輪テニスセンター)
 男子シングルスの3位決定戦が行われ、第4シードで世界ランキング7位の錦織圭(26=日清食品)は第3シードで世界5位のラファエル・ナダル(30=スペイン)と対戦。フルセットの末に6―2、6―7、6―3で勝ち、銅メダルを獲得。日本勢としては五輪で96年ぶりのメダルを手にした。

 準決勝でロンドン五輪覇者で世界2位のアンディ・マリー(29=英国)に1―6、4―6で敗れて3位決定戦に回った錦織は、過去1勝9敗と相性の悪いナダルを相手に奮闘。第1セット序盤から押し気味に試合を進め、2―2からの第5ゲームでブレークに成功すると、第7ゲームもブレークし、自身のサービスゲームはきっちりキープして6―2。

 第2セットは第2ゲームでブレークポイントをしのぐと、第3ゲームでブレークに成功し、第7ゲームもブレーク。ところが、第8ゲームでブレークバックを許すと、第10ゲームは30―40から痛恨のダブルフォルト。5―5に追いつかれ、タイブレークも1―7で落としタイに戻された。

 それでも自身のサービスゲームからスタートした最終第3セットは2―1の第4ゲームでブレークに成功。そのまま押し切って、このセットを6―3で制し、ナダルから昨年8月のロジャーズ杯準々決勝以来となる2勝目を挙げた。

 日本人選手の五輪でのメダル獲得は男子シングルスと同ダブルスの2種目で銀メダルを獲得した1920年(大正9)アントワープ大会の熊谷一弥以来、実に96年ぶり。数々の記録を打ち立ててきた錦織がまた新たな歴史の扉をこじ開けた。

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