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【数字は語る】競泳史上初100分の1まで同タイム 銀メダルが3人!

[ 2016年8月14日 09:10 ]

表彰式で歓声に応えるスクーリング(中央)とフェルプス(左端)ら銀メダルの3選手(共同)

リオデジャネイロ五輪 競泳バタフライ男子100メートル決勝

(8月12日)
 競泳バタフライ男子100メートル決勝ではこの種目での4連覇を逃したフェルプスに加えレクロー、チェーを含めた3選手が51秒14の同タイムで2位となった。

 五輪の歴史家、ビル・マロン氏(64=米国)によれば、夏季と冬季を合わせた五輪で3人が同一種目で同タイムもしくは同記録となったのは過去20回あるが、100分の1秒まで同じだったのは競泳では初めて。フェルプスの現役最後の個人種目はきわめて珍しい結果となった。

 表彰台に上がった選手の間で起こったケースとしては12年ロンドン五輪の走り高跳び男子決勝以来。この時はドローイン(カナダ)、グラバーツ(英国)、バーシム(カタール)の3人が2メートル29で3位。成功した記録の試技数が同じだったために3人とも銅メダリストとなった。

 4人が同じとなった唯一の例は、84年ロサンゼルス五輪の体操種目別男子の跳馬決勝。この時には日本の具志堅、森末、さらに李寧(中国)、ゲイロード(米国)が19.825で2位に並び、4人とも銀メダルを手にした。

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2016年8月14日のニュース