海老沼 2大会連続の銅も…妻と「金を取って一緒に喜びたかった」

[ 2016年8月8日 05:49 ]

3位決定戦を制し、銅メダルを決めるも笑顔のない海老沼

リオデジャネイロ五輪第3日柔道男子66キロ級

(8月7日 カリオカアリーナ)
 柔道の男子66キロ級の海老沼匡(26=パーク24)は、3位決定戦でアントワヌ・ブシャール(カナダ)に一本勝ちし、2大会連続の銅メダルを獲得した。

 3連続一本勝ちで準決勝進出を決めた海老沼だが、準決勝ではゴールデンスコア方式の延長戦で安バウル に有効を奪われて敗戦。気持ちを切り替えて臨んだ3位決定戦は、序盤に指導を取られたが、中盤に背負い投げでの有効でリードし、最後は4分6秒に背負い投げを決めて一本勝ちした。

 日本は今大会の柔道、これまでの4階級すべてで銅メダルを獲得している。

 それでも「準決勝で気持ちの部分で負けてしまって踏ん張れなかったのが敗因です」と悔しそうな表情。それでも「メダルを取るのと取らないのでは全然違うので、無様な試合でしたが何でもいいからメダルだけ取って帰ろうと思った」と語った

 前回のロンドン五輪は銅メダル。4連覇を狙った昨年の世界選手権で敗れるなど、4年間の歩みは全てが順風満帆だったわけではなかった。それでもつかみ取った2度目の五輪。

 10キロ近く落とす厳しい減量中には、14年12月に結婚した女子63キロ級の元世界選手権代表でもある妻の香菜さん(旧姓阿部)も海老沼に合わせて、わずかな食事しか口にしなかった。身もだえするような減量の苦しみに耐えられたのも、寄り添ってくれた妻がいたからだった。「金メダルを取って、一緒に喜びたかったんですが、力不足でした」涙ながらに語る海老沼だったが、スタンドで見守った香菜さんもハンカチで目元を抑えながら夫の健闘を称えていた。

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