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ジャマイカ男子100代表候補、ベイリーコールがジカ熱感染を公表

[ 2016年6月26日 14:29 ]

ジカ熱感染を公表したジャマイカのベイリーコール(AP)

 陸上男子のトップスプリンターの1人で、100メートルで9秒92の自己ベストを保持しているジャマイカのケマー・ベイリーコール(24)がジカ熱に感染して現在もなお完治していないことを公表した。

 25日付のジャマイカ・グリーナー紙が報じているもので、ベイリーコールはジャマイカ国内で感染。現時点で発疹と目の痛みを抱えていることが明らかになった。幸い筋肉への影響はなく、30日に開幕する五輪代表選考を兼ねたジャマイカ選手権には予定通り出場する。同選手は1メートル93、83キロの大型スプリンターで、13年の世界選手権(モスクワ)の100メートルで4位、12年ロンドン五輪では400メートルリレーの予選に出場して金メダリストの一員となっていた。

 一方、ジカ熱感染への不安を理由に五輪出場を辞退する動きを見せていた男子バスケットボールのスペイン代表でNBAブルズに所属しているパウ・ガソル(35)は同日、「代表に対する思いが不安と恐怖を上回った」と語り、自身4度目の五輪出場を決断。ただしスペイン代表チームの選手はリオデジャネイロ入りする前に精子を凍結させ、万一の場合に備えることになった。

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2016年6月26日のニュース