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サクラセブンズ国内初の国際大会に協会尽力 中国開催を拒否

[ 2015年11月30日 09:40 ]

<日本・カザフスタン)>記念撮影するサクラセブンズ(前列左から)冨田、山口、中村、加藤、大黒田、鈴木陽(後列左から)兼松、竹内、桑井、横尾、小出、鈴木彩

7人制ラグビーリオデジャネイロ五輪アジア予選日本大会

(11月29日 秩父宮)
 今大会はアジア予選とはいえ、国内では女子7人制ラグビーでは初の国際大会だった。アジア予選は当初、日本の他に中国も開催を立候補。日本代表にだけ試合会場から意図的に離れた宿舎ホテルを用意されるなど、これまで中国ではアウェーの洗礼を受けてきた経験から、日本協会は断固として中国開催を拒否。結果的に男子が香港の1大会で落ち着いた一方、女子は香港、日本との2大会で開催という、異例の事態に落ち着いた。

 本城和彦・五輪セブンズ部門長は「何とか女子には日本で試合をさせてあげたかった」と話す。女子は大観衆の前で試合をする機会もほとんどない。4月に行われた男子の東京セブンズでは女子のエキシビションマッチを用意し、8月にはオーストラリア遠征も敢行。協会主導で「場慣れ」した効果も大きく、中村主将は「ホームが重圧ではなく、後押しに変えられた」と話した。

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2015年11月30日のニュース