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明子に300人声援 テレビにうなずく母、小さく拍手

[ 2014年2月21日 08:02 ]

フリーの演技を終え、声援に応える鈴木

ソチ五輪フィギュアスケート女子フリー

(2月20日)
 最後の五輪と決め、フリーの演技に臨んだフィギュアスケートの鈴木明子選手(28)の地元、愛知県豊橋市では、約300人が市中心部の施設で中継映像を見守った。演技を終えた鈴木選手が笑顔を見せると「感動をありがとう」と書いた横断幕が掲げられ、会場は拍手と歓声に包まれた。

 鈴木選手が映し出されると、会場には「アキコ、ニッポン、アキコ」と声援が湧き起こった。最前列に座った母ケイ子さん(63)は、ジャンプの成否に一喜一憂していたが、演技が進むにつれ音楽に合わせて体を動かした。

 演技終了後は、隣席の父和則さん(67)に「転んだのも明子らしいね」と話した。鈴木選手がインタビューで「生きているなと思いました」と晴れ晴れとした表情で語ると、映像に向かって何度もうなずき、胸の前で小さく拍手した。

 入賞が決まった後、ケイ子さんは「スケートで娘は生かされ立派になった。スケートの神様に感謝している」。和則さんは声を詰まらせて何度も頭を下げ、応援に謝意を示した。

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2014年2月21日のニュース