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銀のヨナ 表現力で突き放せず、ソトニコワは高い技術点で逆転

[ 2014年2月21日 07:15 ]

五輪連覇を逃し、目を閉じるキム・ヨナ

ソチ五輪フィギュアスケート女子フリー

(2月20日)
 地元ロシアのソトニコワがSP2位から逆転で金メダル。キム・ヨナが前回バンクーバー五輪で出した世界最高の150・06点に迫る歴代2位の149・95点をマークしては、キム・ヨナの連覇を阻んだ。

 大きなミスなく演技を終えたキム・ヨナだったが、技術点でソトニコワを下回ったことが“敗因”だった。高さのある3回転ルッツ―3回転トーループなど技術点で75・54点を稼いだソトニコワに対し、キム・ヨナは3回転ループが構成になく、スピンとステップで難度を取りこぼし、技術点だけで5・85点差がつけられた。

 ジャッジの主観が反映する演技構成点では74・50点でトップだったものの、ソトニコワとの差はわずかに0・09点差。地元五輪で演技構成点を大きく伸ばしたソトニコワを、武器とする表現力で突き放せなかった。

 浅田は技術点でキムヨナを上回る73・03点をマークしたが、滑走順が12番と早かったことが影響してか、演技構成点は69・60点と伸びず、ショートプログラムでの出遅れもあってメダル争いに絡めなかった。

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