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小室 念願舞台も前半2回戦終え20人中19位

[ 2014年2月14日 05:30 ]

女子2回戦、滑走する小室

ソチ五輪スケルトン女子

 13日に前半2回戦を終え、小室希(仙台大職、写真)は出場20選手中19位だった。エリザベス・ヤーノルド(英国)がトップに立った。14日に後半の3、4回戦が行われ、4回の合計タイムで順位が決まる。

 1回戦のスタートは足が震えた。失格で滑走できなかったバンクーバー五輪の屈辱を乗り越え、小室が念願の五輪に出場した。5年越しに「何とか滑ることができた。支えてくれた人に感謝したい」と深く息をついた。

 4年前、国際連盟の規格に適合することを証明するステッカーをそりから勘違いではがし、滑走前に失格。その場で泣きじゃくった。競技は続けたが、五輪の翌々シーズンが終わると突然体が動かなくなった。医師には心身両面に原因があると診断された。成績を伸ばせなかったこともあって「自分に対しての失望が大きかった」という。

 意欲を取り戻し、代表争いを勝ち抜いて戻ってきた五輪。野沢コーチは「結局は自分自身の精神的な強さでつらいことを克服し、ここに来られた。結果はともかく、ベストパフォーマンスは出せた」とうなずいた。

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2014年2月14日のニュース