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スマイル勝つしかない!11日、地元ロシアと超アウェー決戦

[ 2014年2月11日 05:30 ]

<日本・スウェーデン>喜ぶスウェーデン選手の横でガックリの日本選手たち

 世界ランク10位のアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」は11日(日本時間12日午前0時)、ソチ五輪女子1次リーグ第2戦で同4位の地元ロシアと対戦する。ロシアはドイツとの初戦で先制を許したが、最終ピリオドに4得点を奪って逆転勝ちした。日本は9日のスウェーデン戦で0―1と惜敗しているため、決勝トーナメント進出へは負けられない一戦。完全アウェーの中、難敵に立ち向かう。

 崖っ縁の一戦で立ちはだかるのは地元ロシアだ。開催国としてメダル獲得を目標に掲げる強敵に対し、大沢主将は「ロシア戦は絶対勝つことを目標にする。完全アウェーになるが競り続けたい」と言い切った。ロシア―日本戦の直前に行われるドイツ―スウェーデン戦でスウェーデンが勝ち、日本が負けるとメダルへの道を閉ざされる可能性がある。負けられない戦いで、地元ファンを仰天させる金星を狙う。

 スウェーデン戦は予想を超えるチャンスがあったがものにできず、得点後の“儀式”となっているお辞儀パフォーマンスもお預けとなった。決定機を逃した久保は「次は得点したい」、大沢は「シュートの精度と気持ち(が大事になる)」と奮い立たせた。

 ロシアとの対戦成績は3戦全敗だが、5日の強化試合では2―3と奮闘し、十分に戦えるという自信を付けた。鋭い縦パスを通されて一気にゴール前に詰められる場面もあったが、相手の足が止まった第2Pの後半からは猛攻を仕掛けた。FW浮田がゴール右の角度のないところから押し込むと、FW坂上はロングシュートを決めた。組織的な守備を徹底するスウェーデンに比べ、守備に甘さの残るロシアなら、得点を奪えるチャンスはある。

 「スウェーデンに比べてロシアの方が当たりは強くなかったし、技術も劣っている感覚」と大沢は分析。飯塚監督も「アプローチを変えるのではなく、我々のスピードあるプレーをしてフィニッシュの精度を求めていきたい」と話す。まずは1勝を目指して、パックを追い続ける。

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