井佐　無念７１位「日本だけが取り残されている」

男子10キロスプリント　ゴールした井佐

男子１０キロスプリント

（2月8日 ラウラ・センター）
　４大会連続出場の井佐英徳（３７＝自衛隊）は８日に競技を行い、２７分１５秒２の７１位に終わった。射撃の伏射で１発、立射で２発外したのが大きく響き「自分のリズムでポンポンと撃てなかった。当てようという意識が強すぎた」と残念がった。

　男子でただ一人出場したベテランは必死に食らい付いたが、前回のバンクーバー五輪よりも順位を３つ落とし、６０位以内の選手による１０日の１２・５キロ追い抜きの出場資格を得られなかった。今大会で引退を決意している日本のバイアスロン界の第一人者は「欧州は中堅国も強化して力をつけている。日本だけが取り残されている」と話した。