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選手村村長イシンバエワ テロに心痛める「五輪に平和の象徴望む」

[ 2014年2月6日 08:46 ]

インタビューに答えるエレーナ・イシンバエワ選手村村長

 ソチ冬季五輪の選手村で村長を務める陸上女子棒高跳びの世界記録保持者、エレーナ・イシンバエワ(ロシア)は昨年末に連続爆弾テロが起きたボルゴグラードの出身。5日、選手村で取材に応じ「大きなショックを受けた。正月も気分が悪いままだった」と市民が犠牲になった惨劇に心を痛めた。

 テロの不安がつきまとう母国での五輪開催を支える。「スポーツで世界中の人が一つになれる。五輪が平和の象徴になることを望む」と話し、スポーツの祭典が無事に行われることを願った。

 村長として入村式のイベントなどで若いボランティアと触れ合うことが多く、彼らの話題になると厳しかった表情が和らいだ。「ボランティアがいないと大会は運営できない。選手が競技に集中できるのも彼らのおかげ」と若者たちの献身的なサポートに感謝した。

 今大会で注目している競技の一つにフィギュアスケートを挙げ「日本とロシアがライバルなのは知っている。日本のファンにとって、ソチ五輪が一生忘れられない大会になるような活躍を願っている」と話した。(共同)

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2014年2月6日のニュース