メダル３個の鈴木聡美　五輪後初めて帰省「ほっとした」

福岡県遠賀町役場を訪れ、職員から花束を受け取る競泳女子の鈴木聡美

　ロンドン五輪女子競泳で三つのメダルを獲得した鈴木聡美選手（２１）＝山梨学院大＝が１０日、五輪後初めて出身地の福岡県遠賀町を訪れ、原田正武町長に「みなさんの応援のおかげで頑張れた」と報告した。町長は「子どもたちに夢と希望を与えてくれてありがとう」と応じた。

　役場に着いた鈴木選手は「地元に帰れてほっとした。きょうは実家でゆっくり寝たい」と笑顔を見せ、記者会見では「次のリオデジャネイロ五輪では金メダルを狙いたい」と決意を語った。

　役場では職員や町民が拍手で出迎え、花束を贈った。一目見ようと訪れた同町の主婦高田恵子さん（６４）は「遠賀町の誇り」とうれしそうに話した。１０月１３日に同町で祝賀パレードが予定されている。

　これに先立ち福岡県庁を訪問し、小川洋知事にも報告をした。