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福原愛 仙台の子どもに「約束のメダル」披露

[ 2012年9月10日 11:40 ]

銀メダル獲得の報告で訪れた東六郷小で、卓球を教える福原愛

 ロンドン五輪卓球女子団体で銀メダルに輝いた福原愛(23)=ANA=が10日、東日本大震災で被災した出身地の仙台市を訪れ、昨年から交流が続く東六郷小と荒浜小の児童にメダル獲得の報告を行った。

 東六郷小の児童には右肘手術後の包帯姿で卓球も教え「約束通りにメダルを持ち帰ることができ、たくさんの笑顔が見られて良かった。肘を治し、またみんなが笑顔になるように頑張りたい」と話した。

 津波で校舎が全壊した東六郷小への報告会は教室を間借りする六郷中の体育館で行われ、6年生の大内里菜さん(12)は「愛ちゃんが言った『頑張ることが未来の自分につながる』という話がいい言葉だと思った。メダルに触れて貴重な体験だった」と喜んだ。奥山恵美子市長からは同市に関係の深い個人や団体を表彰する「賛辞の楯」が福原に手渡された。

 荒浜小の児童がスクールバスで通う東宮城野小には保護者らを含む約200人が集まり、福原は握手や記念撮影に応じ「昨年は世界選手権のメダルを持ってきたけど、五輪のメダルは重いのでみんなの反応も違った」と笑顔だった。

 福原は昨年5月に東六郷小と荒浜小を慰問し、五輪に東六郷小の児童が作成した横断幕や応援歌を収めたDVDを持参した。

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