鈴木聡美　山梨からリオ目指す…卒業後も「大学のプールで」

日本学生選手権に向け調整した鈴木聡美

　ロンドン五輪で３つのメダルを獲得した競泳女子平泳ぎの鈴木聡美（２１＝山梨学院大）は来春の卒業後について「大学のプールで泳いでいきたい」と語り、引き続き山梨学院大を練習拠点として、神田忠彦コーチの指導のもとで１６年リオデジャネイロ五輪を目指す意向を示した。大学院には進まず、企業に所属しながらの活動を希望している。

　五輪後は街中で声を掛けられるようになり「多くの方が応援してくれたんだなと思った」という。女優の夏目雅子さんに似ていると評判にもなり、テレビ出演のオファーが殺到したが、極力控えている。「学生ですし、アスリートとして見てほしい」とまだ戸惑いは大きい。五輪前と変わらない、落ち着いた環境で競技生活を続ける上でも、山梨で練習を続ける意味は大きい。

　五輪後初のレースとなる日本学生選手権は７日から始まる。この日は辰巳国際水泳場で最終調整。初日の１００メートルは過去３連覇しており「最後のインカレなので、今持っている力を出して、４連覇したい」と意気込んだ。