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萩野また背泳ぎで高校新 目指すは万能フェルプス

[ 2012年8月29日 06:00 ]

全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季大会第3日

(8月28日 東京辰巳国際水泳場)
 競泳の男子200メートル背泳ぎで、ロンドン五輪400メートル個人メドレー銅メダルの萩野公介(18=御幸ケ原SS、栃木・作新学院高)が1分55秒74の高校新記録をマークし優勝した。自身の持っていた記録を0・07秒更新。女子100メートル平泳ぎは、200メートルのロンドン五輪代表・渡部香生子(15=JSS立石、東京・武蔵野高)が1分8秒89で制した。

 今が旬の18歳に疲労なんて関係ない。19日の高校総体で出した1分55秒81の高校記録を、萩野が再び0秒07更新だ。「(1分)55秒5くらいいけるかと思っていたけど、最後にエネルギーが残ってしまった。でも、インターハイの記録を抜けたので、まずは良かったかな」。ロンドンから帰国後は多忙を極め、トレーニングは不足している。練習で100メートル泳ぐだけで息が上がる状態だが、好記録をマークした。

 萩野には壮大な野望がある。16年リオデジャネイロ五輪ではロンドンで銅メダルを獲得した個人メドレーだけでなく、背泳ぎ、自由形を加えた複数種目で表彰台を狙う。「ロクテやフェルプスのような強い選手になりたい」。AKB48が大好きな18歳は前日(27日)、前田敦子の卒業の様子をテレビで見届けた。新たなステージへ歩み出した前田のように、萩野も活躍の場を広げていく。

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2012年8月29日のニュース