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キリッと制服姿 小原日登美ら自衛隊勢が防衛省で報告

[ 2012年8月27日 16:03 ]

帰国報告会を終え、女性自衛官に囲まれる小原日登美(右)

 ロンドン五輪のレスリング男子フリースタイル66キロ級の米満達弘選手(26)、同女子48キロ級の小原日登美選手(31)の両金メダリストら自衛隊勢の五輪代表が27日、防衛省で開かれた帰国報告会に出席し、小原選手が代表して「選手各自は全力で闘ってまいりました。たくさんの応援、ありがとうございました」とあいさつした。選手はそろってりりしい制服姿で深々と一礼した。

 金メダリストの2人は国家への貢献が特に顕著な隊員に贈られる第1級賞詞を受賞した。森本敏防衛相は「自衛隊員としての誇り、使命をもって次の目標に向かっていただきたい」と慰労した。

 レスリング男子で24年ぶりの五輪王者となった米満選手は「自衛隊の強さを世界に証明できて誇りに思う。4年後のリオ五輪にも挑戦する」と意気込み「この金メダルを細かくして全国民に分けてあげたい」と言って周囲を笑わせた。現役引退の意向を表明している小原選手は「今まで経験したことを後輩に伝え、今後は裏方として頑張る」と語った。

 ボクシング男子バンタム級銅メダルの清水聡選手(26)は11月の全日本選手権に出場せず「今年いっぱいは休養する」と明言。レスリング男子フリースタイル55キロ級銅メダルの湯元進一選手(27)は「1年くらいは休養し、それで体が動くなら現役続行したい」と話した。

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