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内村凱旋試合ゴールドチケットに 前売り券一瞬で完売

[ 2012年8月18日 06:00 ]

日本体操協会顧問の小野喬(右端)の挨拶で乾杯する体操男子(左から)内村航平、田中和仁、田中佑典、加藤凌平

 みんなが万能キングを見たい――。ロンドン五輪の体操男子個人総合金メダリスト・内村航平(23=コナミ)の帰国後初戦となる9月17日の全日本社会人選手権(神奈川・相模原市立総合体育館)の前売りチケットが、一瞬で完売したことが17日、分かった。この日、午前8時30分から神奈川県内の2カ所で発売されたものの、前日(16日)の午前9時から並ぶファンも出現。内村の凱旋試合が、ヒートアップする。

 金メダリストの凱旋試合のチケットが、ゴールドならぬプラチナ化した。万能キング・内村の帰国後初戦は、9月17日の全日本社会人選手権。会場の相模原市立総合体育館と相模原市立北総合体育館で、この日午前8時30分から前売りチケットが発売されたが、体操の大会としては異例の争奪戦が勃発していた。

 相模原市立総合体育館の客席は1500席。そのうち1000席は体操協会、選手の所属クラブ、スポンサーなどに割り当てられており、一般ファン向けには500席が用意された。この日、発売されたのは2体育館それぞれ150枚の計300枚だが、一瞬で売り切れたという。

 2体育館とも8時30分の販売開始の時点で約200人が行列をつくっており、チケットを入手できないファンもいた。相模原市立北体育館では、前日(16日)の午前9時から並ぶ猛者も出現。同体育館関係者は「驚きました。職員が早朝6時から対応にあたりました」と戸惑いを隠せない。当日発売の200枚も、入手困難になりそうだ。

 内村はこの日、都内で行われた日本体操協会主催のロンドン五輪祝勝会兼リオデジャネイロ五輪決起集会に参加。約1000人の出席者を前に、「今までで一番人が多い。圧倒されてます」と話した。10日にロンドンから帰国し、13日には早くも練習を再開。「時差ボケがかなり激しい」と苦笑いしながらも、凱旋試合へ調整を始めた。プラチナチケットを勝ち取ったファンのためにも、万能キングが圧倒的な演技を見せつける。

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