上山「満足」５位入賞、亡き父に“独り立ち”報告

優勝した中国選手を祝福する伊藤（右）と上山（左）

ロンドン五輪　トランポリン男子決勝

　北京五輪で予選落ちに終わった上山は、５位入賞を果たした。「自分なりの演技はできたし、五輪をかみしめられた。満足してます」と笑みを浮かべた。

　昨春から東京で一人暮らしを始め、１１月に埼玉県内の不動産会社に入社が決まるまで、貯金を切り崩して活動してきた苦労人。日本協会の競技部長として強化を推進した父の剛さんは０７年、がんのため５６歳で他界した。亡き父へ「前回できなかった入賞ができたことと、やっと独り立ちできたと報告したい」と話した。