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理恵、腰痛再発も笑顔の16位…進退はシーズン後に

[ 2012年8月4日 06:00 ]

女子個人総合決勝で平均台を終え、笑顔の田中理恵

ロンドン五輪 体操女子個人総合決勝

 24人で争う女子個人総合決勝が2日行われ、田中理恵(25=日体大研究員)は腰痛に苦しみ、床運動、跳馬で着地が乱れ55・632で16位に終わった。高校時代に患った腰椎分離症が再発し「半端じゃない痛み」を抱えて演技していたという。それでも、つらそうなそぶりを見せなかったのは「これが最後」と思ったから。

 エースの意地は見せられなかったが、8位に終わって悔し涙を流した団体総合決勝とは違い「後悔はない。精いっぱいのことができて、最後まで笑顔でやり切ることができた」と晴れやかな表情。今年は残り3大会に出場予定で、シーズン終了後に進退を考えるという。「五輪が一番の夢だったので、今は目標がない。声を掛けてもらえるなら、人を感動させる仕事にチャレンジしたい」と将来像を話した。

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