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サオリン今秋にも海外移籍 最有力はトルコリーグ

[ 2012年7月10日 06:00 ]

今秋にも海外移籍することになった木村沙織

 バレーボール女子日本代表のエース木村沙織(25、東レ)が今秋にも海外移籍することが9日、分かった。10日に正式発表される。

 最有力はトルコリーグのバキフ銀行イスタンブール。既に現地報道では移籍合意を報じられている。トルコリーグは日本代表のチームメート狩野舞子がベシクタシュに所属し、韓国のエースで元JTの金軟景も昨季はフェネルバフチェでプレーするなど、世界のトップ選手が在籍している強豪リーグ。海外でレベルアップを目指すには、現在最も適したリーグと言える。

 木村は03年に日本代表入り。成徳学園高(現下北沢成徳高)3年時の04年アテネ五輪に出場し“スーパー女子高生”として注目を集めた。卒業後の05年にVリーグの東レに入団。その後も、守備力も兼ね備えたアタッカーとして日の丸を背負い続け、ロンドン五輪では3大会連続出場となる。

 近年はバレー界も有力選手の海外挑戦が続いている。ロンドン五輪代表では狩野の他にリベロの佐野優子がアゼルバイジャンのイトゥサチに所属。代表から漏れた栗原恵も昨季はロシアのカザニでプレーした。日本協会の森田淳悟強化本部長は「サッカーに続いて、どんどん海外へ出ていったほうがいい」と語った。ロンドン五輪でメダル獲得を狙う火の鳥ニッポンのエースがいよいよ海外へ旅立つ。

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2012年7月10日のニュース