入江にも難敵　グレイバーズが世界記録に０秒１４差

男子１００メートル背泳ぎでピアソルの世界記録まで０秒１４に迫る快記録をマークしたグレイバーズ

競泳ロンドン五輪米国代表選考会第３日

（6月27日 米ネブラスカ州オマハ）
　金メダルを狙う入江陵介（２２＝イトマン東進）にも、脅威のライバルが現れた。

　昨年は世界選手権代表を逃したグレイバーズが、男子１００メートル背泳ぎで世界記録まで０秒１４に迫る５２秒０８の快記録をマーク。２メートル３の実力者は「最高の気分。夢だったタイムが現実になった」と興奮を抑えきれない様子だった。２位のトーマンも５２秒８６をマークし、入江が４月に出した５２秒９１を上回った。３月に５２秒７５を出したラクール（フランス）を含めたメダル争いのレベルは、より高くなった。